
底版を持たない自立式擁壁工法。
施工現場を選ばず、しかも経済的。
L型擁壁では、地盤支持力が不足している場合、基礎杭打ち込み等の地盤改良をしなければいけません。本工法は、柱状地盤改良体に鋼管杭を立て込み擁壁化するため、N値3程度の地盤であれば施工が可能です。

愛知県半田市
従来のL型擁壁工法では、大型重機が入る事のできない狭い現場や、既存の構造物が邪魔になる現場では施工ができない、などの問題がありました。そこで登場したのが、自立式擁壁(フーチングレス=FL・パネル)工法です。
底版(フーチング)を持たないため施工時の自由度が高く、掘削幅の取れない現場にも有効です。
L型擁壁にはフーチング(底版)があり、既設構造物等の障害物があると施工ができませんでした。また将来、下水管等を埋設する場合、フーチングが邪魔になってしまう場合もありました。FLパネル工法なら、道路下占有空間が確保できます。

愛知県大府市

愛知県豊田市

愛知県豊田市
パネルが軽量なので、今まで大型重機が入れなくて施工できなかった現場に最適です。


岐阜県多治見市

三重県明和町
施工機械例
柱状地盤改良体に鋼管杭を立て込み、地上部に突出した鋼管部にコンクリートパネルをセットして自立式擁壁を構築するものです。
設計条件として、一般的なL型擁壁と同様に上載荷重10KNを想定し、土の単位体積質量や内部摩擦角度に応じて安定計算をいたします。
軟弱地盤や、埋設物に支障を与える事のできない切り土の現場には最適です。

1. 床付・杭芯位置出

2. 柱状地盤改良体築造

3. 鋼管建込

4. 均しコンクリート

5. パネル設置

6. 中詰コンクリート

Ⅰ形
Ⅰ型 標準500には、水抜き孔はありません

Ⅱ形

| 呼び | 寸法(mm) | 参考質量(kg) |
|---|---|---|
| Ⅰ型 標準500 | 499×595×1997 | 447 |
| Ⅰ型 標準750 | 749×595×1997 | 670 |
| Ⅰ型 標準1000 | 999×595×1997 | 893 |
| Ⅰ型 天端1000 | 999/500×595×1997 | 716 |
| Ⅰ型 天端1250 | 1249/750×595×1997 | 845 |
| Ⅱ型 標準1000 | 999×755×1997 | 1098 |
意匠は全てアスペクトン®(割石模様)となっております。
設計条件 設計N値 3以上
※改良体長及び鋼管は壁高、土質条件等により変わります。

※フーチングレス・パネル工法擁壁シリーズFLパネル工法の仕様となります。
建設技術審査証明及び大臣認定擁壁の仕様とは異なります。

名古屋市緑区

三重県桑名市

愛知県大口町

静岡県袋井市