製品・工法

道路用製品

RSブロック

路側式規制標識基礎ブロック RSブロック

一般的に、道路用標識は地中に埋設するコンクリート基礎ブロックを使用して設置されます。
本来、標識は官民境界沿いに設置するのが安全な歩道幅員を確保するうえで有効ですが、歩道内に設置された側溝を避けて設置されることで標識の支柱が歩道幅員を狭め、歩行者や自転車の通行を妨げている現状があります。

標識を設置したいが、安全な歩行スペースも確保できないか? その課題、RSブロック(路側式規制標識基礎ブロック)が解決します。

RSブロックの特徴

  1. 安全性
    歩行者や自転車の通行を妨げず、安全な通行スペースを確保します。
  2. 視認性
    反射板により夜間の標識位置がハッキリします。
  3. 設置作業の省力化
    道路の掘削・標識の曲げ加工不要で、スピーディーに設置できます。
  4. 交通規制時間の短縮
    掘削・アスファルト復旧が不要のため、設置後は迅速に解放できます。
  5. 移動や撤去が容易
    置き型のため短工期で設置できます。再設置も可能で経済的です。
標識の設置方法別に歩行者の動きを矢印で示すと…
従来の基礎ブロック埋設型標識

  • 標識を迂回して車道に寄る
    →車両との接触が懸念される
  • 足元の支柱に気づかず、つまずく
    →転倒によるケガが懸念される
RSブロックによる標識

  • 標識を迂回せず、直進できる
    →安全に通行可能
  • 足元に支柱がなく、ブロックも高視認性
    →つまずきリスクの低減

製品寸法図

支柱用穴の底部は径の異なる段差になっており、支柱の径を選ばず中央に合わせやすい形状となっています。
(例:φ60.5の支柱根入れ深さ 300mm, φ76.5の支柱根入れ深さ 290mm)
※支柱の設置には無収縮モルタルを使用してください。

荷姿

取付金具・反射板を取り付けた状態で出荷します。
※長手側は片面(車道側)のみ反射板を装備しています。

取付金具
高輝度プリズムレンズ反射板

RSブロック設置手順

①既設側溝
②RSブロック配置箇所に隣接する蓋を外す
③RSブロックを吊り上げ、位置を合わせる
※吊り上げにはM16アイボルトを2個使用します。
※ワイヤーロープはφ9以上、長さ570mm以上推奨
※長手方向についた反射板が車道側を向くように配置してください。
※側溝蓋の手掛けがない側面にRSブロック端部を合わせてください。
④付属の取付金具を取り外す
※金具を外した箇所のくぼみにバールを当て、設置位置の微調整が可能です。
⑤取付金具で側溝蓋にRSブロックを固定
⑥アイボルトを外し、キャップをつける。蓋を戻して設置完了!